2011年9月8日
車と共に48年「わたしの自叙伝」その6
当初当時の状況・・・チョークとアクセルの扱いが大事
シリンダー内に送り込むガソリンと空気の混合ガスは、現在では殆んどがコンピューターによる環境診断とコンピューターによる判断で理想的な混合ガスを送り込むよう進化したが、その当時はその操作を手作業で行ったものです。
当時でも新車はわりとキチンと調整されてから出荷していたため、説明書を読んで操作すれば殆んど問題は無かったが、中古車となるとそうは行かず1台1台に癖が出てしまっていたものだ。
そこでその車を乗りこなすには、その車の癖を呑みこんでその車にあった操作をしなくてはならなかった。
チョークはキャブの吸入口をある程度「ふさぐ」事で入ってくる空気の量を減らします。
ガソリンの吐出量を一定とし、入ってくる空気の量が減るということは・・・混合気は濃くなり、冷えたエンジンを始動させるのに丁度良い具合となります。
標準的な操作方法は
①チョーク・レバーを「閉」にする。
②アクセルを少し踏み中間にする。
③エンジン爆発音がするまでスタータを回す。
④エンジン爆発音がして始動し始めたら、チョークレバーをゆっくり「開」にする。
⑤ 2,3 分低速で暖気運転する。
⑥さらに、不完全燃焼のガスをマフラー等に詰まらせないようブあ~~と吹かし通常運転に入る。
中古車を買って頂いたお客様から納車後暫く続く電話は「エンジンがかからない」であった。
今回はここまで・・・次回をお楽しみに・・・目次へ戻る