スタッフブログ
2011年9月6日
車と共に48年「わたしの自叙伝」その5

当初(1966)年当時の状況・・・2サイクルエンジンのスバル360

エンジンの動力を生み出す「作業行程」は、「吸気」「圧縮」「膨張(爆発)」「排気」の4つから成り、

4サイクルは、一つ一つの作業工程がきっちり分かれています。
 
2サイクルは
「吸気・圧縮」、「膨張(爆発)・排気」を同時に行いますからかなり要領が良いと言うか横着です。
 
しかし、メリットもあります
★4サイクルのような「吸気・排気バルブ機構」が無いため、構造がシンプルで、軽量・コンパクトに出来ること。さらに、製作コストも低くなるし、整備も簡単。エンジンが小さく軽くなると、車体にかかる負担も減るから、全体が小さく、軽く仕上げられます。
★同じ回転数なら、膨張(爆発)回数が4サイクルの2倍になる
《 ピストン1往復に1回膨張(爆発)行程がある (※4サイクルは2往復に1回) 》 ので、4サイクルに比べてパワーが出しやすいこと。瞬発力に長けていること。さまざまなロスがあるので、単純に4サイクルの2倍にはなりませんが、同じ排気量でパワーを競ったら、4サイクルは 太刀打ち出来ません。
しかしながら、当時の技術低水準から良し悪しのばらつきがあり、特に中古車となるとエンジンをかけることに、また技術が必要であった。
中古車で5~6年経過した車はどの車も癖があり、上手に乗りこなすにはその癖を早く飲み込んで動かすと言う乗馬の乗りこなし方のようなものだった。
スバルはまさに2サイクルエンジンだった。
今回はここまでです・・・・・・・次回をお楽しみに・・・・目次へ戻る

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