ゴトウスバル本社の ゴトウケンジ です
昨日 中央店 ベテラン社員より 緊急ヘルプ電話を受信
「チョットお手伝い願います」の敬語で要請
「何を言いたいの この爺に!」の返答に
「古い車の修理をしているけど・・・」
ちなみに「昭和52年式 117クーペ のACスイッチの調子が・・・」
「もう一台 H14年 カローララグゼール のACスイッチも・・・だから」
「そんなのは 一番ベテランのあなたなら簡単じゃないの~」
「古すぎる車だから、アナログ人間のジジイが最適と思って・・」
この 話し方にすぐ載せられた アナログ ジジイ が
「よっしゃ、やったろう!!」 の二つ返事
まづは 117 簡単 ガラス管ヒューズの接触不良
えっ 「これがヒューズなの?」 で 一軒落着
ガラス管ヒューズ って今では珍しいとのことらしい
さて次のカローラ これも簡単だろう? と 思いきや
「うううん・・・ ちょっと手ごわいぞ」
ACスイッチを入れても作動しようとしている様子で動かない
走行距離も5万キロ代ならまだまだいけるはづ
ACのガスは充分な圧力があり、ガス量確認のガラス窓からも液体が見えている
コンプレッサーへの電源には通電されてなし、電動ファンも不動のまま
もしかして、コンプレッサーの焼き付けなら・・・・ と不安な思い
その前に、ヒューズ類はOK もうひとつ ACリレーは これもOK
「チョット休憩、落ち着いてみよう」
原点に戻り コンプレッサーの確認を
コンプレッサー焼き付けなら、修理は10万以上確実だね
そこで、
「えい 動いてくれ」とコンプレッサーのマグネットスイッチへバッテリーから直接通電すると
「かちっ ぐるぐる」コンプレッサー は見事に動き始めました
じゃー、この回路を見直しすればOK
と言う事で 今一度 リレーBOXを覗き込み 記号をチェック これかな [M/G CLT] の怪しそうなリレー発見
この怪しいリレーをはずし、4本足リレー作動を確認すると 「働いてないんじゃー・・・」
ほぼ、修理場所は確定で 急遽同じメーカーの在庫車を選定しリレーを検索開始
「あった あった これだ」 同番号のリレー見つけ 一時拝借 付け替え
スイッチONしたら 「やったー」 見事エアコンが甦り 目的完了
[M/G CLT] はどうやら マグネットクラッチの略のようでした
と言うことで、今回は 運よく 在庫車より部品番号も同じリレーがあり、迅速な対応でき
アナログ ジジイ の勝利 となりました
本当は、「直るかな~ ??」の心の声がささやき始めたので つい「バンザーイ」の歓声が聞こえたような気持ちです。
なめたら あかんよ アナログ ジジイ を と声を出さずに叫んじゃった・・・・