当初(1960~1970年)の状況・・・わたしの自家用車
自宅の守山から現在の緑区大高まで通勤は三菱のスクーター125CCで通っていた。
1万円の中古で雨の日は合羽を着て走った。
マツダB360
それはわたしが
初めて買ったマイカー。
価格は4万円(5~6年落ち?)。
サラリーマン時代のある日上司が車を買わないかと言ってきた。
「とてもとても」と手を振っていると、4万円でどうだという。
そんなやりとりで買った車が「マツダB360」。
わたしの事情をよく知っている上司の心の値段だった。
この車、軽自動車のワンボックスで4人乗り。
雨でも合羽は要らないし、冬でもヒーターであったかい。
当たり前のことであるけど、わたしにはすばらしいことであった。
今は亡き兄貴が酒屋を経営していた。
日曜日になると西浦温泉の某ホテルまでビールのケースを満杯に積んで
温泉近くの坂道をローギヤーで息も絶え絶えでようやくたどり着いたものだ。
そんなふうに活躍してくれた「マツダB360」は故障いっぱいであった。
雨が降るとエンジンが湿気てかからなくなりだした。
そんなときはプラグをぬいて乾いた布できれいに拭くのである。
そうしてガスコンロであぶって更に乾燥させる。
そうするとご機嫌になってブルンッというのである。
またかかりが悪くてバッテリーがなくなりそうになるときは、
後ろを押してもらい適当にスイッチをいれ、ギアを入れるとブルルンーと動き出したり。
しかしながら、お金が無い私には修理屋持ち込むことが出来ないため
全て自分で修理したものだ。
何年式かもわからないまま譲り受けて8年間。
雨の日も風の日も夜中も働いてくれた感謝の車。
それが、わたしが生涯わすれられない名車「マツダB360」。
今回はここまでです・・・・・・・次回をお楽しみに・・・・