1;査定前に洗車(より高額査定を狙うなら洗車をおすすめします)
査定は車の状態を確認するのはもちろん、どのように使われてきたかも含めて判断します。
汚れだけでは査定額に影響はありませんが、大事に乗られてきた車は見た目に比例して状態も良いものです。
また、意外と気づかないものですが、トランクルームの整理整頓も好印象につながります。査定する側にとってそんなところも、大事に乗られてきたことが実感できるポイントなのです。
2;アピールポイントをメモに書いておく
査定が始まった時にあわててアピールしても、なかなかすべてを伝えるのは難しいものです。
愛車に付いているオプションなど、アピールできるポイントはあらかじめメモなどにまとめておきましょう。
他に、純正品の有無、引渡しの条件(例えば、ナビは外して売りたい)などを書き留めておくと良いでしょう。
3;整備記録簿・保証書を用意しておく
整備記録簿・保証書は必需品です。次のオーナーが車を選ぶ時、どんな乗り方をされてきたのか気になるところです。
整備記録簿には実施された整備内容が記録されており、これまでに行ってきた整備・点検を判断する目安となります。
また、メーカー保証を受けるためには保証書が必要です。
中古車販売店にとって、整備記録簿や保証書の有り無しで売りやすさが変わりますから、これらの書類は高額査定には欠かせません。
もしメーターを交換している場合、整備記録簿(または保証書)に交換時の走行距離を記録するとともに確認印が押されているでしょうか。
個人で交換してしまうと、記録した走行距離が確かなものでも『走行距離不明車』扱いとされ、マイナス要因となってしまいます。
4;純正部品の用意
少しでも高く売るために、社外品のマフラーやスプリングなどに交換した際には、純正品を必ず取っておきましょう。そして大切なことは、査定前に純正品を処分してしまっていないかどうか確認することです。
うっかり確かめずに査定を受けてしまい、いざ引渡しの時にパーツが無かった、というお客様がたまにいらっしゃいます。
5;パーツ・社外品等は外さない
バランスを考えたトータルチューン(例えば、同一メーカーのエアロパーツでそろえるなど)は市場でも人気があります。そんな社外品ならプラス査定も期待できます。
スタッドレスタイヤについては、現在外している場合はスタッドレスタイヤも用意しましょう。
現在装着している場合には、純正タイヤもご用意ください。
6;シールやステッカーは貼っておかない
ボディについたキズや凹みを隠すためにシールやステッカーを貼っている方が、まれにいらっしゃいます。簡単に剥がせる時は、剥がしておいたほうが好印象を得られます。
7;修理について
キズや凹みをメーカーの保証範囲内で修理できる場合は、ぜひ修理してください。
そうでない場合は、修理代以上に査定金額がアップすることはまずありません。
逆に、修理の費用や期間のために損をしてしまうことがあります。
現状でついているキズや凹みが、すべてマイナス要素になるとは限りません。本当にキレイに直すには修理代はかなり高くつきますし、またタッチペイント等で簡単に済ませるとかえってキズ跡が目立つこともあるのです。
査定ではその車種の経過年数や人気度など、トータルな要素で中古車市場における価値を判断しますので、まずはそのまま査定を受けてみることをおすすめします。
ただし、買い取り後に大きな修理が必要となるようなキズや凹みは、次の売却までの期間が長くなり査定額は下がりがちです。直してからのほうが高額査定を期待できるかもしれません。
8;事故歴や故障は隠さない
査定する時になって鈑金箇所についてたずねると、『あっ、そういえば』というご返事をいただくことがあります。
査定する側はその道のプロですからきちんと確認すればわかることですが、お客様からの正確な情報は高額査定をひきだすポイントにもなるのです。
自分でわかる事故歴や故障は前もって伝えておきましょう