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2011年11月7日
知って得する情報編 第一章;「評価基準及び評価点とは」?


本来中古車の良し悪しをきめるのは、その車を見た人の主観による判断が正しい事かも知れないが、その方法で取引した場合、十人十色の判断がされてしまい不公平な取引が生じてしまいます。
そこで、オークション関係者達が数多くの流通をスピーディーに取引できる方法として早くから一台一台に評価点を付けて品質の目安と称して点数を付けセリを行なってまいりました。
過去において20年程携わった自分もこの評価点については関係者と何回も意見交換し多くの人と討論もした。
その中でこの評価点をいち早く導入したオークションの役員から聞いた話では、当初は展示し販売する為の補修費用を点数で表示するための基準であったと聞きました。
最初はそうした目的だったかも知れないが、公的なオークションが評価点を付けセリを行った以後は瞬く間に業界に浸透して行きました。

そして、その評価基準は「補修費用→品質評価」と変わっていき現在では殆どの業界関係者が「品質評価」と判断しています。
従って、この評価点の高低で価格が大きく違ってくることが現実になっております。
「車種・年式・グレード・装備」等が同じであっても価格が大きく違う、まさに中古車は一物一価と言われる由縁です。
車を売買する場合に重要な基準になりますから、売買する前に是非知っておいて下さい。

それでは、評価点と価格の関係をあくまでも「概算&私見」ですが書かせて頂きます。
注意;一定の条件として評価点5点ものと3点ものを対象とし価格帯を儲け5段階で比較をしてみます。
1;30万円を基準とした場合
5点もの「30万円」とすると3点もの「25万円」位の差が生じます。

2;100万円を基準とした場合
5点もの「100万円」とすると3点もの「80万円」位の差が生じます。

3;200万円を基準とした場合
5点もの「200万円」とすると3点もの「170万円」位の差が生じます。

4;300万円を基準とした場合
5点もの「300万円」とすると3点もの「250万円」位の差が生じます。

5;500万円を基準とした場合
5点もの「500万円」とすると3点もの「420万円」位の差が生じます。

勿論、単純に評価点のみ比較は荒すぎると思います。
例えば、評価点違いがあっても少々の「修復歴車(一般的には事故歴車とも言う」であるが他は殆んどダメージが無い車とキズ・ヘコミが多くあり部品が傷んでいる車の比較では前述は価格のダウンが少なくなり後述の方が価格のダウンが大きくなります。
この表現はあくまでも「概算&私見」ですから、そのつもりで解釈して下さい。

この続きは第二章です。

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