こんにちは、
春日井中央店のトクです。
たまたまイさんのブログ 電車での忘れ物が見つかる確率 を読んだので、
今回は、私の家族が実際に体験した電車に忘れ物をしてしまったけれど無事に戻ってきたお話を、
皆さんにご紹介したいと思います。
数年前、私の両親がアメリカから日本へ旅行に来て、私を訪ねてくれました。
私は両親をいろいろな場所へ案内し、その中には京都も含まれていました。
京都で、母は「京都限定」の傘を買いました。
それは一見普通の紫色の傘ですが、雨に濡れると桜の花が浮かび上がってくる傘でした。
父は紫傘を持っていた
母はこの傘をとても気に入り、大切にアメリカへ持ち帰りたかった。
しかし、移動距離がかなり長く、私たちはたくさんの荷物を買っていたため、
その傘を何処かで忘れてしまいました。
いくつもの電車に乗り換え、いろいろな場所を移動した後で、ようやく傘を置き忘れたことに気づきました。
母はとても悲しみ、がっかりしていました。もう京都を離れていたので、あの傘はもう二度と手に入らないだろうと思ったのです。
夫も最初は諦めようとし、母に「また行く機会があったら、もう一度買えばいいよ」と慰めていました。
でもその後、ふと「ここは日本だ。安全で誠実な国として知られている日本なんだから、もしかしたら…」と思ったのです。
それで、夫は駅に電話をかけました。
しばらく待った後、駅から「傘が見つかりましたよ」と連絡がありました。
誰かが電車の中にあった傘を見つけて、忘れ物窓口に届けてくれていたのです。
その後、駅員さんが「次に降りる駅はどこですか?」と聞いてくれたので、私たちは次の駅で降りて待合室で待つことにしました。
すると約15分後、電車の乗務員の方が傘を届けてくれて、私たちに返してくれたのです。
言うまでもなく、母は本当に喜びました。
そして、それ以来、日本という国に深く感動し、ますます大好きになりました。
アメリカに帰国してから、母はこの出来事を家族や友人みんなに話しました。
それ以来、私たちの知人や友人たちも、日本や日本人に対してとても感心し、愛情を持つようになりました。
「こんなことが起こるのは、日本だけだね」と皆が口を揃えて言っていました。
してそれこそが、私が日本を大好きな理由であり、これから日本は私の第二の故郷です。
長い話を最後まで読んでいただき、ありがとうございました。